長年、朝の散歩をともにしてくれた飼い犬が亡くなりました。およそ14年と10ヶ月、家族同然の存在でしたのでそのインパクトはとても強いものがあります。かみさんには覚悟をしておけと事前に言い含めておいたものの、いざとなれば案の定・・・。
私はと言えば、午後から明日のお待ち受け大会の準備で不在にしておりましたが、帰宅したときにはすでに息を引き取っておりました。覚悟はしておりましたので、来るべき時が来たと冷静に受け止められたつもりでしたが、それでもやはり悲しみは禁じ得ませんでした。冷静を装いつつ、家を離れている長男と次男にメールで知らせましたところ、長男からはなにか半べそをかいたような電話がはいり、次男からは同様のメールが返ってきましたので即電話を入れるとやはり同じような・・・。そして極めつけは勤めから帰ってきた長女が声を上げて泣きました。これにはまいった。こちらの冷静さがもろくも崩れていくようでした。
何はともあれ、私自身は「ありがとう」と何度も頭をなでました。諸行無常の世界に生きている私たちです。その悲しみに埋もれそうな事実に向かい合うなかで、どこかでおかげさまを感じさせていただけるんですね。そこでようやくありがとうと言えるのだと思います。写真は、亡くなる前の本日の昼に写した飼い犬です。