左の写真に写っているのはネス湖の恐竜ではありません。ちょっとわかりにくいですが、岐阜県長良川の鵜飼いで働く鵜です。この鳥が魚を丸呑みすることから、〈人の言うことなどを、よく検討・理解せずにそのまま採り入れること。「説明を―にする」〉という説があります。わが家には鵜によく似た輩が多くて・・・。
それはさしおいて、本日午後2時に、ご門徒のおばあさんが事前にアポを取って来訪されました。それから約2時間、ほとんどしゃべり通しでした。家庭内の不和を延々と話されましたが、1時間30分後にようやく本日の用件を聞かされました。その用件に対する結論はすぐに出ましたが、私はほとほと疲れ果ててしまいました。でも、その1時間30分の間、おばあさんは少し耳が遠いのでアクションを交えながら、ひたすらカウンセリングに徹しました。その甲斐あってか残りの30分の話しの中で、30年間考え続けてわからなかったことがわかりましたと言われました。それは伜さんがなんで自分に対する感謝の念を口に出さないかという疑問でした。ご自分の一方的な見方が崩れたのでしょう。崩れてみれば、感謝されている自分が見えたんですね。
それにしても疲れた。そしてお話を鵜吞みにしなくてよかった。鵜吞みにすると、伜さんはとんでもない人間になってしまいますもんね。