今夜から明日にかけて関東甲信地方(越後を除いた表現)にまとまった降雪があるようです。雪のなくなった地域のもの(ワテのことですが)が言うのも何ですが、たまにはいっぱい積もって雪国の苦労をちょいとばかし味わっていただきたい念に駆られてしまいます。「たまには東京にもいっぺ積もればいいんだて!」これがこの辺のインパクトのある言い方です。雪国に住むものの根性が丸出しですが。冬の雪国にいると、関東地方の晴天が羨ましくもあり、疎ましくもありでついついありのままの根性が出てしまうのです。
鳩山首相が施政方針演説でインドのガンジー元首相の七つの大罪を取り上げていました。正確には
鳩山由紀夫首相は29日の施政方針演説で、「非暴力・不服従」で知られるインドのマハトマ・ガンジーが指摘した「七つの社会的大罪」を引用し、「目指すべき日本の在り方」を説いた。
首相は昨年末にインドを訪問した際、尊敬するガンジーが指摘した「理念なき政治」「労働なき富」「道徳なき商業」など七つの大罪が慰霊碑に刻まれているのを見て、「今の日本と世界が抱える諸問題を鋭く言い当てている」と痛感。「人間が人間らしく幸福に生きていくために、どのような経済、政治、社会、教育が望ましいのか。今、その理念、哲学が問われている」と提起した上で、自らの政治理念や政策を訴えた。(時事通信)
というものですが、大罪の残り四つは,人格なき教育、人間性なき科学、良心なき快楽、犠牲なき信仰です。詳しいことは調べてみないとわからない部分があるものの、言われることは反論の余地のないもののように思われます。でも、言われる本人が自身の身に引き当てて言われたかどうかは甚だ疑問なんですが。案の定、自民党の石原伸晃さんに代表質問で突っ込まれたみたいです。
『仏説無量寿経』に「五逆罪」という五つの大罪が出てまいります。その一つは「殺父母」というものですが、自分の手をくだすことだけではなく、心の中で断罪するようなあり方を言います。これは理念ではなく、自覚する以外のなにものでもありません。東京に雪が降ると喜ぶようなわが身をいいあてているんですが。
写真はそういうわが身をカムフラージュする意味ではないんですが、かみさんが生けたお花です。カムフラージュだなあ。