郷愁とは広辞苑に、「(1)他郷にある人が故郷をなつかしんで寄せる思い。ノスタルジア(2)過去をなつかしむ気持。」とありました。なんでこんなことを記すかというと、一昨日のニュースで県内にある大和=だいわ(百貨店)三店舗がすべて閉鎖になると聞いたからです。金沢に本店があるのですが、百貨店業界の不況による苦戦で7店舗中4店舗を閉鎖するそうですが、新潟、長岡、上越にある県内3店舗すべてがなくなるとは驚きです。なかでも、長岡大和は自分にとりましては幼い頃の郷愁を呼び起こす存在でありまして、おもちゃ売り場と屋上の遊具類、特に屋上の周囲をはみ出んばかりに一周するモノレールに、飽きもせずに乗った記憶があります。そして相席の食堂と。
今は三条市に住んでおりますので、ほぼ縁遠い存在になってしまいましたが、それがなくなるとは、自分のノスタルジアな思い出も無くなるようで淋しい思いになりました。百貨店業界の苦戦は聞いておりましたが、世の中の変化は容赦なく押し寄せてくるもんなのですね。そういう自分は、今日、百貨店に行ってという発想すらなく、アオヤマで洋服を買ってきました。これじゃ苦戦するわけだ。それはともかくも、都市の中心地に位置して活況を呈していた業界が郊外に客足を取られるのは時代の流れといえばそれまでですが、それにしてもあの大和が・・・。
写真は三条市の中心地です。ここもご多分に漏れず苦戦しています。