エジプトのムバラク大統領が辞任しましました。予想外に激烈な辞任要求についに屈したという印象です。30年余りも権力を掌握していた人間にとって、辞めろという民意に「そうします」とはとうてい行かないことだったでしょう。いくら非難されようが、一度つかんだ欲求の充足感は棄てられないというのが人間だと思うからです。日本の政界を見ても同じですね。大相撲界もしかりです。
ところで一昨日、もう8年目となる某メーカーの乗用車を部品の無償交換修理ということで地元の販売店までもって行きました。リコールとも言いますが。約1時間30分ほどかかりました。その間、コーヒーを2杯いただきながら、新聞をくまなく読み過ごしました。まるで喫茶店です。不具合を起こす恐れのある部品は、8年近く経っても何ら問題はなかったそうです。それでも新しい部品に交換されました。もちろん無償ですが、無償外のバッテリーの機能が著しく低下していることを指摘され、即新しいものに交換してもらいました。確かにこの冬に2度ほどエンジンがかからなくなりました。自覚していましたので、これは想定内でしたが、出費は痛かった。
車は部品の入れ替えでその機能を全うできます。人間の心もこんな風にできたら、さぞ世の中も生きやすくなるのでしょうが、そう簡単に心の入れ替えはできませんね。でも、見直すことはできます。ほんとうの自分を映し出す鏡にふれてね。
写真はリコールされた車です。1月31日の日帰り温泉での帰りの時に写しました。山間地でしたのでよー降っとりました。