低温が続いているにもかかわらず、三条の桜も少し散りはじめました。「散る桜 残る桜も 散る桜」とは良寬さまの作といわれていますが、世の無常を素直にうたわれている感があります。
さて、本日の夕方は明日の三条市議会議員選挙投票に向けての最後の街宣ということもあり、スピーカーから聞こえる候補者名の連呼が混線して聞こえてまいりました。騒がしいというよりは、ちょいとやかましかった。3人の候補の桜が散ることになっていますが、当選する候補もいずれは散らなければなりません。それが無常というものです。
と、えらそうにコメントする我は、昨日、お内仏の年忌法要に出かけた折、カバンの中に経本が入っていないことに気が付き青ざめたのでした。幸いに五線譜声明本なるものが入っており、講習を受けて基本に忠実になったつもりの「行譜正信偈六首引」をみなさんとともにあげさせていただきましたが、諸行無常の響きとなったかどうかは???です。そういう我もいずれ散っていくのですが・・・。