午後から地元の日帰り温泉に行ってきました。地元と言っても合併して三条市となった地域で、市街地から福島県に向かって行ったところにあります。市街地では雪が少なくても、山に向かうにしたがって雪の量が多くなっていきました。写真は車で行けるどん詰まりの地ですが、トンネルを超えなくてもそこは紛れもなく雪国でした。
さて、今日の昼前に自坊へ戻ると、一人の女の人が相談事で寄られていました。身内の人の精神疾患のことでした。現代は老いも若きも過度のストレスを抱いて生きなければならない時代です。なんでこんな時代になったのかと憂いたくなりますが、自分にできることはそのストレスの一端を汲み取ること以外にないように思います。そこで問われるのは、汲み取れるだけの器をもった自分かということです。まことに小さな器に思えて、いささか情けなくなりますが。
少なくとも、恵方巻きの一本ものを黙々とある方角に向かって食したところで、この精神疾患は何の役にも立たないことだけはたしかです。いかに寄り添い、そして向き合えるかが問われています。